有安杏果さん、大好きでした

有安杏果ちゃん、幸せな日々をありがとう。

私がももいろクローバーZの存在を知り、好きになったのは2012年の冬だ。好きだったドラマの主題歌を彼女たちが担当していた。

友人が好きだったこともありすぐにどハマり。暇さえあれば某動画投稿サイトなどで彼女たちを見ていた。曲を調べて聴いたり、好きになる前のLIVE映像を見て楽しんでいた。本当にあっという間にももいろクローバーZの虜になっていた。

そんな中私は小さい体で精一杯歌って踊っている有安杏果に心惹かれていた。迫力のある歌声にキレのあるダンス、その姿はまさに小さな巨人そのものだった。惹かれない要素などなかったのだ。彼女の気持ちや個性などが沢山詰まっているその歌声とダンスが大好きになった。こうして私の杏果推し生活が始まった。

杏果は人一倍優しくて努力家で本当に素敵な人間だ。少なくとも私が詳しく知っている人の中でもNo.1と言って良い程だ。LIVEではすぐ泣く。被災地のことを思い泣いてくれる、ファンの声援を聞いて泣いてくれる、そんな人だ。彼女の心優しい性格と人間性はどんどん私を杏果色に染めていった。

ここで話は少しずれるが、私は2016年頃から少しずつももいろクローバーZを見る機会が減ってきていた。1番大きな理由としては女性アイドルではない他のグループを好きになっていたことだと思う。 ももクロChanが住んでいる地域で放送されなくなったことも影響している。地方はつらい。

そのグループへの気持ちが大きくなってしまい、気づいたらほとんどももいろクローバーZを見ていなかった。テレビに出ていたら見るくらい。

そんな奴が今更何を言うのだ、そんな意見もあると思う。けれど私がももいろクローバーZを、有安杏果を好きでいたことは紛れもない事実で。それに今も気持ちを捨てきれてはいない。だから少しでも話させてほしい、そう思う。

そんな感じでゆるっと生活していた時にあるNEWSが流れてきた。

2018年1月15日月曜日

有安杏果 ももいろクローバーZ卒業発表

あまりにも急すぎて頭が真っ白になった。泣くつもりはなくても勝手に涙が出てくる。杏果が卒業する日が来るとは思っていなかった。さっきも話したようにしばらく離れ気味だった為彼女の状態を詳しく把握していなかった。ソロコンを開いたくらいのことしか知らない、最新の曲も知らなかった。"そんな気がしていた" "やっぱりか"そういう言葉をファンの皆が言っているのを見て驚いた。

「ずっと考えていたんですけどやっと言えてスッキリした。」

ずっと卒業を考えていたことを本人の口から直接聞いて驚きと同時に他にも色々な感情が浮かんできた。悲しさだったりつらさだったり…。

もう5人での

"私たち今会えるアイドル 週末ヒロインももいろクローバーZ"

という挨拶を見ることはできない。杏果の生歌をもう聞くことが出来なくなる。ダンスを見ることが出来なくなる。そう考えると辛くて辛くてしょうがなかった。

普通の女の子になってみたい。杏果はこう言った。物心がつく前からカメラの前に立つ仕事をしていた彼女は普通の女の子を経験したことがない。皆と同じように大学に通ったり遊んだり普通のことをしていても彼女が今の活動をしているならばそれは彼女の思う普通の女の子ではないのだ。そんな生活に疲れたのだろうか。

杏果、ごめんね。貴方は"普通の女の子"には戻れないと思うよ。

誰かの心の中に"有安杏果"の存在が少しでも残ってるのなら、それはまだ普通の女の子になれていないと思うから。少なくとも私は杏果を忘れることができない。私の中での存在が大きすぎるんだもん。頑張って忘れようとしても忘れることなんて出来ない。そんな人が多分この世の中に何人もいる。

だからと言ってこれからの杏果の生活を応援していない訳じゃない。なんなら全力で応援するし、これ以上にないくらいの声援を送りたい。メンバーも言うように杏果の人生は杏果が決めるもの。私達に何か言う資格はないんだよ。でもね、杏果。こうやって色んな人が貴方のために悲しんでくれていることを、応援してくれていることを絶対に忘れないでほしい。いつまでも記憶の片隅にでもいいから覚えていてほしい。わがままなのは分かっている。だけどやっぱり一緒に過ごしてきた楽しかった日々を無かったことにされるのは悲しいじゃないか。絶対に忘れるわけないと信じてはいるがそう言い切れるわけじゃない。もしかしたら今までの記憶をすべて消去したい、そう思っているかもしれない。私達が彼女の本当の気持ちを知ることはできないのだからせめて、せめて信じることくらいはさせてほしい。

他にも言いたいことは沢山ある。色んな方が言っているようにふざけんなよ。そうも思った。どうしてそんなに1人で抱え込むんだよ、杏果のことを思ってくれる仲間が隣にいるじゃないか。8年一緒にいてくれたライバルであり仲間であり家族以上の関係なメンバーが。百田夏菜子、玉井詩織、佐々木彩夏、高城れに が。貴方は1人じゃないんだから。自分だけで背負えきれない問題だってあるんだよ。そうなんだ頑張ってねなんて簡単な言葉で片付けられるものじゃない。杏果が思っている何倍もメンバーはもちろんファンの皆やグループに関係してくださった方々だって悲しんでいるんだよ。悔しさや怒りや衝撃だって与えている。その事を分かってくれているのかな。

"5人で大きな夢を叶えてみせるよ"

あかりんが抜けた時に歌ったこの言葉には5人の色々な夢が詰まっていたと思う。その夢を5人でどれだけ叶えることができたのかな。紅白だったり国立だったりたくさんの夢に立ち合うことができたが全てを叶えられてはいないと思う。5人は悔いの残らないような活動をやってこれたのかな。

有安杏果さん

ももいろクローバー、 ももいろクローバーZとして活動してした8年間。楽しかったですか？辛かったですか？ももクロでいれて良かったと思ってくれていますか？私は杏果ちゃんを応援してきた時間が本当に楽しかったです。辛い思いをした事もあったけど杏果ちゃんを見るだけで幸せになれました。杏果ちゃんには人を幸せに出来る何かを持っています。その何かで幸せになれた人は数え切れない程いるはずです。そんな幸せをくれてありがとう。これからは貴方が幸せになる番だよ。

私に出来ることはこれくらいのことしかない。こう見えて毎晩泣いている。悲しくてどうしようもないけど杏果は新しい道に進むことを決めたのだ。私もクヨクヨしていられない。

有安杏果さん、大好きでした。お疲れ様。

幸せになってね。

読んでくださった皆様、ありがとうございます。読みづらくて申し訳ありません。